5月1日より、欧州連合(EU)のタイヤラベリング規則(規則(EU)2020/740)の改訂版が全面的に施行されます。新しいラベルは、タイヤの性能に関するより明確で比較しやすい情報を消費者に提供します。主な変更点としては、転がり抵抗(燃費とEV走行距離に影響)とウェットグリップ(安全性に重要)に関する、より厳格な新しい評価基準、そして雪上性能と氷上性能に関する情報が含まれます。
さらに、この規制では、各ラベルにQRコードを作成し、欧州エネルギーラベル登録システム(EPREL)に登録されている製品情報にリンクさせることが義務付けられています。これにより透明性が向上し、市場監視が容易になります。
アドバイス:この規制変更は、高性能で環境に優しいタイヤの研究開発に多額の投資を行ってきたメーカーに有利に働きます。規制に準拠していない、あるいは下位ブランドは、収益性の高い欧州市場への参入において大きな障壁に直面する可能性があります。







